COLUMN 英語コラム

「女子力」に関する英語表現

2018.11.12

近年、すっかり耳に慣れた「女子力」という言葉。女子らしいかわいらしさにちょっぴり狡さもあわせもつ小悪魔さ、また大人の魅力ある女らしさを発揮する力などを「女子力」と呼びます。「女子力」という表現そのものは日本で生まれたもので、歴史の浅い新しい言葉ですが、同様の意味を持つ英語表現はあります。今回は、英会話の中で使える「女子力」に関する英語表現をご紹介します。

■girly[gə'ːrl] 女の子らしい(女の子っぽい)
どちらかというと年齢が低めの「女子」に対して使う「女子力」には、girlから派生した英単語を使います。girlはまさに「女子」を表現する単語ですね。girlyと形容詞にすれば「女子らしい」という意味になり、girly girlは「女子力のある女子」と直訳することができます。

ただ、日本語の「女子力」には、より磨きこんだ女子らしい魅力も含まれています。そこで、soやveryなどを加えて、She is very(so) girly.「彼女はとっても女子力があります」のように使うのが一般的です。

また、Her girly quality is really high.「彼女の女子力は本当に高いです」のような表現も可能ですね。ただし、girlという英単語には「幼い女の子」のイメージがあるため、10代から20代前半くらいまでの低年齢層女子対象に使うことがほとんどです。大人っぽい人に使うと、「子どもっぽい」という意味に取られて、褒め言葉にならない場合もあるので注意しましょう。

■femininity[fèmənínəti] 女性らしい(女性っぽい) 
femininityは、少し大人の雰囲気を含む「女子や女性」の「女子力」に対して使える英単語です。先にご紹介したgirlとは年齢的なイメージが異なります。

日本では20代後半・30代以上の年齢であっても「女子力」という言葉を使用することがありますが、英語圏では、一定の年齢以上の大人の女性にgirlを使うと失礼になる場合も。そのため、femininityを使って「大人の女子力」を表現します。

femininityは「女性らしさ」という名詞で、feminine[fémənin]は「女性らしい」という形容詞です。She is very feminine.は「彼女はとても女子力が高いです」となります。また、He wants his girlfriend to have high level of femininity.「彼は恋人に女子力の高さを求めています」などと表現することもできます。

■girl('s) power 女子の実力
「女子力」という日本語をそのまま英語にするとgirl's powerまたはgirl powerとなりますが、これだと日本語の女子力とは少し意味合いが違ってきます。

girl('s) powerという英語表現は「女子や女性の自立や独立力」を表現するのに使われてきました。She has girl power.だと「彼女は社会的に自立できる実力のある女性です」、They have so much girl's power in my class.なら「私たちのクラスでは女子たちのパワーが強いです」という意味になり、男性に好まれるとされる女子力とは異なる表現になります。

このように会話の中で女子力について語る時には、まず相手の年齢を考慮することが大切です。さらに会話の流れの中で、その女子力がgirlyやfeminineに関する話なのか、自立や独立に関する話なのかも意識しておくとよいでしょう。