COLUMN 英語コラム

アレルギーに関する英語表現

2019.05.10

花粉などのアレルギー反応は、個人差はあっても一様につらいものです。そしてアレルギーの原因となる物質や症状は人によって違いがあります。そこで今回は、花粉症などのアレルギーに関する英語表現をいくつかご紹介します。

■花粉症
まずは、春のアレルギーの中心的存在である花粉症です。これは英語ではhay feverと呼びます。hay[heɪ] とは枯れ草のことですが、植物の花粉が原因で起こるアレルギー症状全般を指す言葉として使われます。

feverがつくのは、hay feverの主たる症状が、目鼻喉の炎症から熱性のものだから。I suffer from hay fever every spring.「私は毎年春には花粉症で苦しみます」のように表現します。花粉症はpollen allergyともいい、こちらは花粉を意味するpollen[pɑ'lən]を使った直接的な表現です。

■アレルギー性鼻炎
花粉症はもちろん、アレルギー反応の代表格にくしゃみと鼻水があります。そのアレルギー源がなんであれ、鼻炎ならrhinitis[raináitis]、アレルギー性鼻炎ならallergic rhinitisと呼びます。

さらに、春限定、冬限定など季節性アレルギー鼻炎ならば、seasonal allergic rhinitisと呼ぶことができます。My little brother has seasonal allergic rhinitis in winter.「弟は冬になるとアレルギー性鼻炎になります」という文章からは、冬の間中、風邪の引き始めのようにグズグズと鼻炎症状が続く、冬の季節性アレルギー性鼻炎で苦しむ男の子の姿が浮かびます。

■アレルギー反応
花粉や食べ物、動物などに対して過敏な反応を起こすことをallergic reactionと呼びます。アレルギー反応のことですね。春のスギ花粉に対するアレルギーなら、cedar pollen allergyとなります。

ただし、アレルギー源を特定した言い方をしなければならないとき以外に、特にスギcedar[síːdər]を加えて表現することは少ないでしょう。くしゃみや鼻水で風邪をひいたと思って医師を訪ねると、You seem to have an allergic reaction.「あなたはアレルギー反応を起こしているようです」と言われることがあるかもしれません。

■アレルギー源
スギはcedar、または花粉症に用いる時にはJapanese cedarといいます。花粉症の原因になるそのほかの花粉を例としてあげると、ヒノキがjapanese cypress[sáiprəs]、ブタクサはragweed[rǽgwìːd]です。食べ物なら、ナッツnuts、小麦粉flour、甲殻類crustacean[krʌstéiʃən]、飲み物なら、アルコール類alcohol、牛乳milkなどなど。動物アレルギーなら、dogやcatもありますね。

また、ホコリhouse dustもアレルギー原因としてよく知られています。先ほどの医師との会話の続きで、検査の結果アレルギー源がホコリだとわかれば、You had an allergic reaction to house dust.「あなたはホコリにアレルギー反応が出ました」となります。

■アレルギーがある
日本国内をはじめ多くの先進国では、多くの製品にアレルギー表示がされるようになってきました。それでも小さなカフェや売店、また招かれた一般家庭などでは、アレルギー源の有無を自分では確認しにくいことがあります。そんな時には、「私はナッツアレルギーです」I am allergic to nuts.などとはっきりと伝える必要があります。また、もてなす側は、「アレルギーはありませんか?」 Do you have any allergy? と尋ねます。

花粉症に限れば、スギ花粉の症状が激しく出るのは、ほとんど日本国内だけのようです。春のスギ花粉の季節でも、海外に1週間程度滞在すると症状が治まるという話を聞くこともあります。また逆に海外に出かけた先で、思わぬ植物などの花粉や食べなれない食物にアレルギー反応を起こすこともあります。アレルギーに関する英語表現を身につけておくと万一の時に役立ちそうですね。